巷で話題の「水素水」って本当に効果あるの？

こんにちは、LAMUDA代表の横山です。

最近どこでも目にするようになった高価な水、“水素水”。

先日行われた健康博覧会というビジネストレードショーでも7割くらいが水素水というくらいの人気ぶり！
もうホントうんざりするくらい「水素水」だらけ。

で、水素水って結局どれくらいの効果があるのかっていう話を今日はしようと思っています。
そもそも、なぜ水素水がこんなにもてはやされているかといえば、やはり一番の理由は「抗酸化作用」です。
「抗酸化作用」って何かっていうと、「活性酸素」っていう人間の身体を酸化させて動脈硬化などを引き起こしたり、生活習慣病や老化を招くものを抑えることをいいます。

あ、ちなみに活性酸素は体内に侵入してきた細菌などを排除する作用も持ってるので全く必要ないわけじゃないんです。
ただ、過剰に活性酸素が発生した場合が問題となるわけです。

添加物が含まれた食品、喫煙、大気汚染、紫外線、ストレスなどは、活性酸素を発生しやすいものとされているので現代の私たちの生活環境は過剰に活性酸素が発生しやすい状況と言えるわけですね。
んで話はもどりますが、確かに水素自体には活性酸素を除去する作用があるので、原理上は効果があるはずです。
でも、実はヒトって、自分の腸でも水素ガスは発生するんですよ。
その量は「1日に約1リットル」と言われています。

この水素の量をグラムに直すと、約89mgです。

一方ですね、水素が飽和した水を1リットル飲んでも、水素は1.6mgしか摂取できないんですよ。

そう。
つまり、ほとんど意味がない。
なので僕は水素水飲むくらいだったら、腸内環境を整えるためにプレバイオティクスやプロバイオティクスを取り入れたほうがよっぽど水素の発生量は増えるので費用対効果はいいかと思います。

ある研究では、ラクチュロースというオリゴ糖の一種を12.5g摂取したところ、水素ガスの発生が通常の8倍になったという報告もあります。
ですので、水素水のようなバカ高い“ただの水”なんて買うのはもったいないですよーっていうお話でした。

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