夜遅くに食べると太るって聞くけど、実際のところどうなの?

2016/03/31

こんにちは、LAMUDA代表の横山です。

 

みなさんはいつも夕食は何時頃にされていますか?

 

仕事やお付き合い、旦那さんが帰ってくる時間、お子さんが学校から帰ってくる時間に合わせてついつい遅い時間になっていたりしませんか?

夜遅くに食べると太るとはよく聞く言葉ですが、果たしてそれは本当なんでしょうか?

 

今日はそのことについて説明したいと思います。

 

結果から言ってしまうと、夜遅い時間の食事は1日の摂取カロリーが同じでも太りやすくなってしまいます。

 

それはなぜか。

その理由を4つに分けて説明します。

 

1.DITの減少

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まずはDITと呼ばれる食事誘導熱産生の低下がひとつの原因です。

 

この食事誘導性熱産生は、食事をするときに消費するエネルギーです。

別に辛くない食事をしているときに汗が出ることがあるのは、このDITによるものです。

食事をすると、消化などのために内臓が活発に活動します。

このような理由で消費するエネルギーが「食事誘導性熱産生(DIT)」です。

 

夜遅くに食事すると、たいてい朝食をしっかりと食べれなくなりますよね?

となると、一番DITが高くなることがわかっている朝食を減らす、または抜くことでDITによる消費エネルギーが減って、同じエネルギー摂取量でも太りやすくなるんです。

 

2.グレリンの上昇

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また夜遅く食べると胃の中に食べ物が入ったままになり、睡眠の質の低下から睡眠不足へとつながることも考えられます。

 

睡眠不足だと、食欲抑制ホルモン(レプチン)の働きが下がって、逆に食欲促進ホルモン(グレリン)の働きが上昇するんです。

だから、夜型の人って急にやけ食いしたりしたくなるんです……。

 

しかもこのグレリンには、脂肪を蓄積したり体脂肪を使うのを抑えたりする作用があるので厄介なんです。

 

3.BMAL1の作用

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それと、Brain-Muscle Arnt Like Protein 1(BMAL1)も大切な要素ですね。

 

このBMAL1(ビーマルワン)は体内時計の調節に重要な役割を果たすタンパク質で、脂肪組織では脂質の蓄積を亢進させ、肝臓、筋肉では脂肪酸の燃焼を抑制する方向に深く関わっていることが明らかにされています。

つまり、細胞内のBMAL1の量が多いほど脂肪がたまりやすくなるってわけです。

脂肪細胞内のBMAL1量は、午後10時から午前2時までの間が最も多い時間帯となり、その後、漸減し、午前6時前後から急速に減少することがわかっています。

 

ですので、このBMAL1が多い時間帯に体内にたくさんエネルギーが残っていると脂肪の蓄積を促してしまいます。だから夜遅く食べると太りやすいんです……。

 

4.サーカディアンリズムを乱す

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夜遅い時間に食事を過剰摂取したり、1日の活動量が低下するなどによる慢性的なエネルギー摂取過剰が生まれると、規則正しい生活の鍵となる生体リズム(サーカディアンリズム)を乱します。

 

そうなると、慢性的なエネルギー摂取過剰に拍車をかけ、肥満やメタボリックシンドロームへとつながってしまいます。以上のことから、やはり夜は午後6時(遅くとも午後7時)までには食べ終えるような食習慣が理想です!

 

でもどうしても、夜遅くに食べなければならない場合には、食事の合計摂取量と炭水化物の量を減らし、朝食をしっかり食べる習慣をつくるなどの工夫が必要ですね。

 

いつも夜の食事が遅い方、今日の夜から一工夫してみましょう!

 

 

 

 

 

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