こんにちは、LAMUDA代表の横山です。
巷では糖質OFFや脂質OFFの表示があふれていますが、みなさんはどちらに興味をわきますか?
どちらの方がダイエットに良いというイメージをもっていますか?
実はこれにはみなさんのダイエットを手助けできる明確な答えがあるんです。
それは、OFFになるカロリーが同じであれば、よりダイエット効果があるのは、“糖質OFF”なんです!
今日はそのことについて説明していこうと思います。
まずは脂がカラダの中でどうなるかについてです。
食事で摂った脂質は、そのまま中性脂肪(いわゆる体脂肪のもと)として血中に残り続けるということはなくて、代謝のなかでほとんどがいったん分解されるんです。
この過程を少し説明します。
以下、少し難しいので飛ばしたい方は飛ばしてください……
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食物として、脂質が摂取されると、小腸上皮から吸収されます。
食物中の脂質はほとんどが中性脂肪なんですが、小腸でグリセロールと脂肪酸に分解され、吸収されると再び中性脂肪に再合成され集合し、キロミクロンと呼ばれる集合体になります。
キロミクロンはリンパ液に瞬時に入り、リンパ管に拡散し、ほかの場所へ輸送されることになります。
キロミクロンの積荷である中性脂肪は、鎖骨下静脈を通って、肝臓、脂肪組織、筋肉組織などの毛細血管を通る間に、血管壁にあるリポタンパクリパーゼの働きによって脂肪酸とグリセロールに分解されます。(その分、中性脂肪は血液中から取り除かれるってことです。)
脂肪酸は、筋肉細胞などでエネルギーとして利用されます。
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食事から取り入れた中性脂肪は、ほとんどがこのような代謝の道をたどります。
蓄積されるのは、エネルギーとして利用されなかった余剰分だけです。
人間のカラダは食事で脂質をたくさん摂ったら、そのまま体脂肪になる、といった単純なシステムになってるわけではないんです。
こんなめんどくさい過程を通らないと、脂質は体脂肪にはならないんです。
しかし、糖質はちがいます!!
糖質は摂取されるとインスリンの追加分泌の力も借りながら、“最初から”、中性脂肪となって脂肪細胞に蓄積されます。
これは、普通なら空腹時や睡眠時にエネルギーとして消費されますが、筋肉量が少なかったりして基礎代謝が低い人や運動をほとんどしない人の場合、消費のバランスがとれず摂取カロリーが消費カロリーを上回って、中性脂肪が蓄積されたままとなり肥満を招いてしまうんです。
そうです。
取りすぎて肥満を招くのは、脂質ではなく、糖質の方です。
ですから一般の方は、脂質を減らすより糖質を減らす方が、同じ量のカロリーを減らすのであればダイエットの結果は出やすくなります!
みなさんも脂質OFFよりも糖質OFF生活はじめてみましょう!
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