“豆の乳”っていうネーミングセンス(豆乳のおはなし)

2019/05/08

こんにちは。LAMUDAトレーナーの落合です。

「体重維持のモチベーションが一人だと続かない」 「運動を一人で続けるモチベーションが続かない」 とよく言われます。

誰でもありますよ。
人は一人では生きられないし、男女の関係と一緒、倦怠期からが本番。

付き合い始めのアツアツなんて熱射病みたいなもの。
それと同じです。

 

で、今回のテーマは関係ないですが豆乳

豆乳についてのQ&Aをコラムにしました。

 

 

豆乳

男性に比べ女性の方が高い割合で飲まれている印象です。
理由はいくつかあると。

 

1.まろやか、クリーミー、そういった食感が欲しいけど、牛乳は太ると思っているのでヘルシーな印象が浸透している豆乳を選択。
(確かに牛乳はカロリーが豆乳に比べ高く、これは乳脂肪によるため。)

2.乳(牛乳)製品は身体に良くないと思っている、またはトレーナーなどからそう言われている。
または、身体に合わない(乳糖不耐症など。)

3.大豆イソフラボン効果をうたう製品が多く、豆乳を飲むことで女性ホルモンのバランスが、飲まないよりは良くなる気がしている。
(現に良くなる人はいるかと。)

 

話は逸れます。

 

毎日の食生活、日頃から僕が意識していること、それは「本当に日本人の身体に必要か否か?」、「その食品はいつの時代から日本人は食べているのか?」・・・です。

人種や民族によってDNAが異なり、持っているDNAによって、例えば乳糖不耐症の人の割合や、耐糖能(どれくらいの量の糖質を身体が処理できるか、どのみち誰でも加齢により低下していきますが)、皮下脂肪と内臓脂肪どっちが増えやすいか、などなど、異なります。

腸内細菌も同様

ただこちらは最新の研究だと人種・民族の違いだけでなく、もっと細かく個人差があることがわかってきています。

 

カラダに有効な菌や栄養素を摂るために、新しい商品にわざわざ手を出さなくても古来から日本人が食べてきたもので賄えるはずで、それが納豆や味噌、お新香、玄米、大麦、だったりするわけです。

R-1?、ゴールデンベリー?別に要らないです。

インフルエンザが流行する時期までが神懸かりの製品という毎年の展開の前者。

フラボノイドを摂るのにベリーとか必要ないです。

後者は紫芋食べてりゃいいわけです。

で、話を戻します。

 

豆乳。

 

1980年代からです。
日本人がよく飲むようになったのは。

長い歴史を考えれば最近ですね。

いろいろユルい国の食事摂取基準。
ちなみに、それでも来年改定されます。
たんぱく質の摂取を増やすよう啓発する方向で。
日本人の摂取量がここ20年で減ってしまったから。

これは以前も書きました。

話を戻します。

ゆる~い、国の機関でもイソフラボンに対しては「???」だったり「・・・」沈黙だったりです。

以下は国の食品安全委員会の資料からの抜粋をただ並べます。

 

 

—–

 

国の、「大豆イソフラボンの安全な一日摂取目安量の上限値」は70~75mg。  
→1日の食事の中で、納豆1P(45gとして)、味噌汁2杯(1杯あたり大さじ1)、豆腐100g。
これでイソフラボン71mg。
(正確にはイソフラボンアグリコンとして、ですが、話が長くなるので割愛します。)

通常食生活に加えて、400ml/日の豆乳を2回分月経周期した人の血清卵胞(エストロゲン)ホルモン値は33%低下。
月経周期は12%の延長。

通常食生活に加えて、1000ml/日の豆乳を1回分月経周期した人の血清卵胞(エストロゲン)ホルモン値は81%低下。
月経周期は12%の延長。

フランスの国家機関。
健康リスクを上げない量は、イソフラボンアグリコン1mg/kg体重/日。
大豆たんぱく質を主成分とする調理食品を摂取する乳幼児は、その食品中の植物エストロゲンを1mg/Lに制限するべき、乳がん患者、及び、乳がん歴がある本人や家族は、摂取を制限するべき。

イタリア。
大豆イソフラボン一日摂取量は80mg/日までと勧告。

イスラエル。
乳児の大豆食品には量の制限を、乳児については摂取させないよう推奨。

(大豆生産国世界一の)アメリカ。
国の機関では「全く問題なし」。
(まあそんなもんです。経済第一なので。)

 

 

アメリカ心臓協会は、更年期障害に対して大豆イソフラボンは低減効果なし。
乳がん・前立腺がん等の予防と治療の効果と安全性は確立していない。

大豆イソフラボン入り(加工)食品や錠剤の摂取は副作用の可能性から推奨しない。

豆腐、味噌などの大豆食品は健康に有効ではないか。

 

—–

 

 

長文になりました。

結論。

 

豆乳をどうしても飲みたいならどうぞ。

豆乳は液体で簡単に大量の大豆イソフラボンが摂れます。
しかし、大豆イソフラボンが身体に良いか悪いかは、上記の理由から事情が変わります。
(この、簡単に特定の栄養素が摂れるという事象は、液体だからこそ起こります。清涼飲料水、液糖、いわゆるプロテインなど。)

他の大豆食品の摂取量とのバランスで考えます。

 

その結果、納豆、味噌などの摂取量が減る場合、タンパク質、善玉菌(または腸内善玉菌の餌)、食物繊維、ビタミン、ミネラルなどの摂取量が減りますので、別のものから摂るべきです。

 

 

乳がんが増えている理由。

まあこれは他にも要因がありますが。
そういう話はセンシティブなのでお客様との会話の中でですね。

こういうところにはなかなか書けません。

 

 

 

 

 

 

 

 

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