ご飯を食べたければ食べましょう
2021/12/31
こんにちは、落合です。
2021年最終回コラムです。
「私は（僕は）炭水化物が大好きだからつい食べちゃって。だからどんどん太っちゃうんです。これじゃダメですよね。」
これ、ホント？
カウンセリング中、お客様とのトレーニングセッション中、飲みに行った先での会話、ほんとによくこの話をされます。
しかし詳しく話を聞いていると太る原因はそこでは無い人がほとんどです。
これは８年間この仕事をしてきての経験論です。
それは炭水化物、というか糖質（炭水化物＝糖質＋食物繊維）と同時に多量に脂質を摂っているから太るのです。
ご飯。
おにぎりコンビニサイズで100g、お茶碗１杯ぶんが150g、ライス皿普通盛りが200g、大盛が300gです。
多くの場合は。
「炭水化物が大好き」ならばご飯300gくらい食べられます。
これと鶏の胸肉皮無し１枚（200gとして）食べると合計のカロリーは720kcalです。
この組み合わせの栄養成分は、たんぱく質（以下”P”）49g、脂質（以下”F”）4g、炭水化物（以下”C”）111gです。
以下、「炭水化物が大好き」な人が食べているもののカロリーと栄養成分。
■ある中華料理屋さんのチャーハン 773kcal P15 F24 C117 塩分6.9
■同 チャーハン＋餃子 1152kcal P28 F47 C149 塩分9.1
■あるラーメン屋さんのこってりラーメン 949kcal P38 F66 C54 塩分6.4
要は「炭水化物が大好き」と言いながら、実際は多量の脂質を摂っていてカロリーが跳ね上がります。
その脂質の中身、飽和脂肪酸が多いと腸内環境が悪くなり代謝を落とします。
そして「炭水化物が大好き」と言いながら、多量に塩分を摂取して浮腫みます。
浮腫んでいる間は代謝を落とします。
だから「炭水化物が大好き」と言わないで、「糖と油（脂）の同時多量摂取が大好き、ついでに塩も大好き」と言うのが正しい表現です。
あえて基本中の基本のお話でした。
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